
キャリアを歩みつつ、海外大学院で学ぶ社会人大学院生。
23年10月〜LSHTM(MS Public Health in Distance Learning)に進学。元薬剤師。
関心は薬剤疫学。IELTS :OA6.5(23.2)
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海外の大学院に出願する際に必要な書類のうちの1つである、志望動機書(PS:Personal Statement)は1枚のA4の文章で多くのことを伝えなくてはなりません。
このブログでは、いかに自分の思いを魅力的に伝えるか、書類が通過するために必要な手順を書いていきます。
ちなみに私はオンラインでイギリスのMPHに出願して全て合格しています。
全てPublic Healthの領域で世界200位以内の大学で、世界トップ校の1つであるLSHTMも含まれています。
PSの目的
そもそもPSは、たった1枚のA4の文章で
- なぜ進学したいのか
- 興味をもったきっかけは?
- そもそも私はこんな人間です
- なぜその国を、なぜそのコースを選んだのか
- 学位をとって何がしたい
を相手に伝え、「この人は進学してほしいな」と思わせなくてはなりません。
つまり、自分自身の経験をフル活用して筋道立てて文章にする必要があります。
英語でこれらを書くのはなかなか難しいかもしれません。
ただ、進学する上で必ず必要な書類になりますので、しっかり準備してください。
GPAスコアが低くても諦めてはいけません。
たとえ低くてもテストがない分、しっかり作り込んだ書類でいくらでも盛り返せます。
ついでに言うと、オンラインは現地よりも合格を勝ち取りやすいと私自身は考えています。
PSの注意点①:必ずネイティブチェックは入れる
どなたでも構いませんが、しっかり実績がある方に確認していただいてください。
進学エージェントでもいいですし、ココナラで探してみるとたくさんいます。
Xに添削をしてくれる方もいるみたいです。
私は迷わずエージェントを使い、SI-UKさん(イギリス、アイルランド専用のエージェント)にお願いしています。
ここはお金がかかりますが、払うべきだと考えています。
ネイティブの方を除いて、作る文章は文法としてあっていても違和感を持たれる文章になる可能性があります。
一旦こちらで文章を作り、趣旨を伝えた上でネイティブチェックを入れるべきです。
PSの注意点②:PSは使い回してOK
大学院ごとにあれこれ変えなくていい。
大枠のPSを作って大学ごとに少し変更する方法で構いません。
それまでの経験やその領域への志望動機、将来の展望は変わることはありません。
つまり、「なぜその大学か」「その大学のどこがいいのか」を変えて各大学に出願して構いません。
私は、大学の特徴や科目などの理由で進学する理由にしていました。
PSの注意点③:ちゃんとアピールすること
謙遜は要りません。
PSは自分の過去と現在を踏まえて、未来を語ってください。
やりたいことがあって志望するので遠慮は要りません。
※嘘を書けというわけではありません。
私のPS作成戦略
具体的に私が行ったPS作成のプロセスを書きます。
- なぜその領域を学びたいか
- 学んでどうなりたいか・自己分析
- オンラインを選ぶ理由
- 大学ごとに文章を考える
- 日本語の文章にする
- エージェントに見せてみる
- 英文に訳する
- ネイティブチェックをする
- 完成
大まかにこの流れで作成しました
項目ごとに細かく見ていきます。
1.なぜ学びたいか
ここは一番大切な部分になります。
私の場合は薬剤疫学に興味を持ち、その分野に進む前に基礎となる公衆衛生の分野を学ぶことに決めました。
2. 学んでどうなりたいか・自己分析
私のどの経験がPSに入れられるか考えてください。
私の場合は、子供の頃にある病気(非致死性)で苦労した経験から薬学を志しました。
現在薬剤師として勤務していますが、臨床試験と現場での効果にギャップがありました。
そこを解消するために薬剤疫学に道に進みたいと考えています。
3. オンラインを選ぶ理由
家族がいて引っ越しが非現実であること、現在の仕事を続けながら進学できるためオンラインを選択しています。
(現地に行くと600万くらいかかると聞き断念しています。)
4. 大学ごとに志望動機を考える
ここは1~2文程度で構いません。
例えば、マンチェスター大学のMPHでは本当にたくさんの選択科目があり、自分でカスタマイズできます。
これは私の夢を追いかける上で自分で最適な科目を設定できることは大変魅力的です。
など、実際に書いています。
5.日本語の文章にする
上記を踏まえて、まず日本語で志望動機を作成してください。
実際の私の考えた文章です↓
私の薬剤疫学に興味を持っています。薬の安全性や効果を改善することで社会に貢献したいと考えています。基礎となる公衆衛生学ぶことはこの道に最適な方法です。
私の場合は、子供の頃にある病気(非致死性)で苦労した経験から薬学を志しました。現在薬剤師として勤務していますが、臨床試験と現場での効果にギャップがありました。そこを解消するために薬剤疫学に道に進みたいと考えています。
家族がいて引っ越しが非現実であること、現在の仕事を続けながら進学できることは大変メリットが大きいです。
例えば、マンチェスター大学のMPHでは本当にたくさんの選択科目があり、自分でカスタマイズできます。これは私の夢を追いかける上で大きな影響があります。
薬剤疫学の方向に進むために公衆衛生はとても大切なジャンルだと考えています。私のこれまでの経験と公衆衛生の知識により、キャリアをより前に進めることができると確信しています。
これで400字弱です。
ご自身の経験等を基に志望動機を作成するとA4で1枚はあっという間にできると思います。
6. エージェントに見せてみる
一旦エージェントに文章を確認してもらいました。
改善点はないか、書いてある内容は問題ないか、入れた方がいい文章がないかなどチャックしてもらっています。
7. 英文に訳する
日本語の志望動機書を英語にしてください。
僕は英語の勉強がてら英訳しましたが、後からがっつり直されるのでとにかく作りましょう。
8. ネイティブチェックをする
エージェントにいたネイティブスピーカーに文章を訂正してもらいました。
裏話をすると、ZOOMで1対1で校正してもらいましたが私は30分ずっと黙っていたら完成していました。
個人で確認してくれる方もいますが、ちゃんと信用できる人なのか、実績はあるのかは必ず確認してください。
9. 完成
お疲れ様でした。ここまで来るとPSは完成です。
希望する大学ごとに文章を入れ替えて出願に備えましょう。
PSは最も重要な書類です。しっかり作り込んで、納得いく文章を作成してください。

